2020.06.08
Meimir(ミーミル)使い方
初めまして大阪森ノ宮で美容室を経営しておりますDRAN代表の飯塚です。
今回は自社オリジナル製品Meimir(ミーミル)について使い方テキストを発表します。
是非お使いになられる前に目を通しておいてください。
ミーミルとは?
レブリン酸✖️ケラチン(App)の酸熱トリートメントです。
ですが通常の酸熱トリートメントとは違うところが
還元剤を合わせて使用することを前提に作られている酸熱トリートメントです。
酸熱トリートメント単品としても2ヶ月以内に一回施術する前提で作っており
2カ月以内に繰り返し重ねる事にクオリティーが上がるように設計しています。
なので大袈裟に言えば毎日してもらっても問題ありません。
その為phが4.2と通常の酸熱トリートメントより高めに設定されており
下記 KT Aパターン (髪質改善トリートメント還元剤パターン)
に記してあるチオ50を純分で15%混ぜたときはph4.8になります。
髪の等電点付近で酸熱✖️ケラチン✖️還元剤のMIXしたものを使用すると
驚く効果を得られる事がDRANが約2年使用しての結論です。
是非今まで然程効果を感じれなかった酸熱施術から効果を感じる施術を楽しんでみてください。
又ミーミルのコンセプトなのですが
誰でも簡単に使用でき尚且つ結果につながりやすくサロン生産性が爆発的にあがるサロンに利益を残す薬剤
これがコンセプトになります。
- 簡単
- 早い
- 安い
(ミーミル以外の他の処理剤は全く使わなくていいです。DRANでは使いません。だから1人のトータルコストは下がります)
この3点がずば抜けて優れているのでその辺りをよく感じてみてください。
上記の3点を感じる頃にはきっとあなたのサロンの生産性は爆発的に上がっているでしょう。
ケラチン系成分App
酸熱の部分はレブリン酸でケラチンの部分はというと
カルボキシメチルシスティンリシン(App)
*以下Appと表記
というイタリアの新原料となります。
多分私が知る限りでは日本初採用だと思います。
この原料はイタリアの方では縮毛矯正をされた髪のアフターケア又は
高濃度のものはApp自体で縮毛矯正をするのに用いるみたいです。
まぁ日本で言うところのグリオキシル酸やレブリン酸のような使い方をされるみたいですね。
*くれぐれも同じと言うてるわけではないですよ!
そんな日本初採用のApp、実際ミーミルに配合したら明らかな違いを感じました。
即採用となり今のミーミルがあります。
なのでレブリン酸の酸熱トリートメントとして認識されるのは少し違うと言う事です。
何故還元剤をMIXするのか?
そして何故還元剤✖️酸熱✖️ケラチンの形になったのか?というとそれは単純に結果に導きやすいと判断したからです。
還元剤も要は使い方と選定が大切なので全てを悪とするのはあまりに勿体ないと思います。
上手に付き合っていけば本当に結果に導いてくれるので
その扱い方もちゃんとシステムとして組み込んであるので安心して使用してください。
又今回は還元剤と言えども還元剤らしい働きを期待して入れたものではありません。
還元剤で毛髪深部にレブリン酸✖️Appを届けやすくする為の配合となります。
使い方のところで絶対に還元剤として使っていたらやらないような
工程も普通に行うのはそこまで還元を促していないからです。
テキストでは伝わりにくいですがそれはレブリン酸とAppと還元剤を
合わせた時のphがキモになっているとだけ伝えておきます。
KT Aパターン (髪質改善トリートメント還元剤パターン)
・配合例
ミーミル+チオ50(チオ50がない場合は適当な原液ベースの還元剤を使用する)
*チオ50とはチオグリコール酸が50%濃度の水溶液である
・どれくらい混ぜるのか?
チオグリコール酸濃度が純分で15%混ぜて使用する。
*計算方法
総量100g中の15%純分を作りたい場合 100✖️0.15=15g分をチオグリコール酸純分としたいので
チオ50はその水溶液中の50%がチオグリコール酸なので15gのチオグリコール酸純分を入れたければ
15g➗0.5=30g 100g中にチオ50を30g配合すればチオグリコール酸純分が15%配合されたこととなり
ミーミル70g+チオ50・30g=100g
となります。
これが純分で15%という意味です。
・薬剤塗布
根本〜毛先まで一発で塗布可能。
根本に薬剤がついたら根折れするという心配はしなくてよい。
ガッツリついても何も問題はない。
(*つけないに越した事はないです。)
毛髪によって塗り分けはしなくてもよい。
例えば4ヶ月前に縮毛矯正をしていてリタッチは還元剤入り、中間毛先はミーミル単品などは特にしなくても問題ない。
(わけたい人はわけてください。分けないでくださいと言っているのではない。)
全く必要ない程に綺麗であれば塗り分けてもいいと思うが基本的には一発で行く事が多い。
(施術時間を優先する為)
・放置時間
ヒートキャップを使って加温20分一律。こんな加温機でやってます⏬
*マイルドヒートキャップEX
DRANのデータでは20分放置と30分放置の差があまり感じなかった為、作業効率も優先し一律20分放置にしております。
・プレーン
さっくり流します。
めちゃくちゃしっかり流す!という事はしていないです。
そこまでシビアにプレーンしないといけない薬剤ではないです。
・ドライ
根本から毛先に向かってフィンガーブローするイメージでドライしていきます。
フィンガードライではなくブローのイメージで行います。
オススメドライヤーはコチラ⇩
・アイロン工程
ミーミルの制作から合わせて今で1年9ヶ月経ちます。去年の11月に既に完成していてDRANでずっと使用してきました。
制作中から完成してからこれまでの期間でどんな毛髪状態でもアドストワイドの180度であれば失敗する事はない。
これはDRANが約2年間使用しての結果であります。
(DRANではお客様の殆どがミーミルを使用する)
アドストワイド180度のアイロンで今回の初めての施術、次回2回目の施術、3回目の施術と行い徐々に綺麗にしていく。
ですが1回でクオリティーを出したくなる気持ちもわかるのでその場合はこのアイロンをオススメします。⏬


*飯塚も代理店契約してますので言ってもらったら僕からも購入可能です。
ちなみに僕経由で注文いただければお得に¥27.500(税込み)で販売させて頂きます!
このアイロンで200度使用でミーミル+還元剤を使用した場合は他を圧倒するクオリティーになります。
しかしこの200度の場合は使い方を誤ると毛先3センチほどびびる可能性があるので要注意です。
慣れてない人は顔まわり、毛先3センチなどはアドストワイド180度又は上記のアイロンの180度で対応し、
根本〜中間は200度でやると失敗する事はないです。
アイロンのコツはもちろんあるのでテキストでは伝えにくいのでその辺りはアフターフォローセミナーなど設けます。
・加水処理
適量のぬるま湯をシャンプー台に溜めて加水6%を100g程そのぬるま湯に溶かします。
そしてそれをバシャバシャ全体に馴染ませてコームスルーを行いプレーンし終了。
放置時間は0分で大丈夫です。
ハイダメージ毛などのシビアな毛髪は10分程放置してもいいが今までの使用経験からあまり変わりは感じません。
毛束などでも実験を行いましたが違いがあまりなかったです。
又、お客様のリターン時も変化を感じませんでした。
なのでDRANの基本は0分放置です。
・ドライして仕上げ
お好みで仕上げてください。
DRANでは還元剤を使用した場合はカールアイロンは使用しません。
KT.Bパターン 髪質改善トリートメントMeimir(ミーミル)単品使用パターン
・配合
ミーミル単品使用
・薬剤塗布
根本から塗ってもらっても大丈夫ですが単品の場合癖を伸ばす能力はないです。
少し落ち着く程度はありますが伸びたりはしません。
なのでDRANでは薬剤を無駄使用したくないので根本ギリギリから塗布する事はあまりありません。
*アホ毛とか気になる人や表面のエイジング毛などが見られる人は根本から塗ってあげると喜んでもらえる仕上がりになります。
・放置時間
加温20分
DRANでは施術の簡略化を図る為にA・Bパターンともに一律です。20分加温で放置してください。
・プレーン
さっくり時間をかけずに流します。
*頭皮に残ってる、毛髪に残ってるなどはやめてください。
・ドライ
フィンガーブローをイメージして行いましょう。
・アイロン
180度から200度のアイロンで行います。ですがここでかなりの注意点があります。
180度の場合は上記のAパターンのように失敗知らずですが200度では毛先3センチビビる可能性があります。
というより還元剤MIXの時より慎重になってください。
酸熱トリートメントとして使用した時の方が200度の場合は慎重にです。
これは還元剤で毛髪深部にレブリン酸とAppを届けていた役目が単品仕様になった場合
毛髪表面でそれらが作用しているからだと考えます。
なので表面温度がガッツリ上がった場合はビビりやすいので要注意です。
*200度の場合のみです
でも200度は使いこなすとめっちゃ綺麗です。
・仕上げ
Bパターンでの酸熱での使用の際は、DRANでは片方のサイドのみスプレイヤーで濡らして
もう一度ドライしアイロン状態の右側と濡らしてドライした左側を触り比べてもらいます。
ご自宅で自身でドライしたらこうなるというのを仕上げの時に感じさせてあげれば
お客様との認識の違いを引き起こさないのでオススメです。
ミョルニル、ヤールン
DRANマニュアルを読まれた方からかなりの問い合わせがあったので混乱させてしまい申し訳ないです。
ミーミルと何が違うのか?
というとミョルニルとヤールンにはそもそも還元剤が含まれてパッケージされてます。
ミーミルの場合は自身で混ぜなければならないのと還元剤配合量が多いので
しっかり法を守った製品作りをしたいという一心からミョルニル、ヤールンが生まれます。
(今年夏に発売予定!!!)
なので今暫く完成するまではミーミル✖️還元剤で試していってみてください。
ミョルニル、ヤールンが販売した場合にはミーミルの立ち位置は
最強の処理剤として君臨しますのでその辺りも楽しみにしててください。
とりあえずはミーミルをまずは使いこなしましょう。
(簡単だけど。笑)